
今年の東京は雨が多い印象を受ける。
夏は終わりを告げることもなく過ぎ去り、いつの間にか秋。
自分が生まれた街に暮らしていると、何か新鮮な驚きというものは感じられずに過ごすもので、
何か文章に残すきっかけも少なくなりがちだろうか。
それでも、誰かと会ったり会話する中で、気持ちのざわつきや落ち着きがあるもの。
来週あたりどっかで飲みに行かないかと誘われた日
秋の雨の中の神田
タクシーで何ということもない居酒屋に降りる
飲むのならやはり2人に限る
その人とではないと話せない話は、やっぱりある
話をし始めてではなければ、肝心のその話にたどり着けない
何を食べても高くなったなと思う日本なのに、なぜか1品ずつ安く感じる
働いているのは何のためだろう
気持ちの浮き沈みやざわつきもあって、そういうものは見失いがち
いつか、誰かに、ぐっと刺さる言葉を与えられるようになりたいというのではなかったか
それを狙ってばかりいては薄っぺらさの残る人になる
何か、心に刺さる言葉をもらったわけではなくても、
タイミングを想像して、時間を作って、2人だけで話してみる
そういう時間の作り方にこそ、価値があると思う
与えられてばかりではだめだと感じる夜でもあった