エッセイ

Progressive Field_06/22/2024

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Cleveland,OHのProgressive Fieldへ。

クリーブランドガーディアンズの本拠地。数年前にインディアンズからガーディアンズにチーム名を変更した。インディアンズは、ネイティブアメリカンを差別的に取り扱う呼称との批判が強く、名称変更に至ったらしい。

ニューヨークから飛行機で2時間ほど。クリーブランドに行ったらぜひ、行ってみたいと思っていたCleveland Museum of ArtでMonet展を観た。

ニューヨークのMetやMOMAもいいけれど、混雑している日が多いので落ち着けない印象もある。その点、この美術館は絵画を独り占めする贅沢を味わうことができる。また、外からの光のさす感じもきれいだし、建物それ自体も美しい。

さて、話を野球に。

試合はガーディアンズとブルージェイズとの一戦。

Progressive Fieldはミネソタツインズの本拠地Target Fieldに似ているなと感じた。

特に何か特徴的なものがあるわけではないが、レフト外野席が前に出ている代わりに少しレフト側のフェンスは高い。また、屋外の球場だがブルペンは屋内にあって投球練習をファンが見ることはできない。あえて言えば、3塁側後方のガーディアンズの横断幕が印象的。MLBでは横断幕は珍しく久しぶりに見た感覚を覚える。

観客も中西部、北側の落ち着いた雰囲気を感じる。大声で盛り上げたりはしない。

また、球場ではLite社のさっぱりした薄味のビールが売っていて、薄味が好きな人は楽しめるかもしれない。ちなみに僕はもう少ししっかりした味のほうが好きだ。

試合は結果から言うと6-3でガーディアンズが勝った。両チームの得点がすべてホームランで入るという、これだけ点が入る中では珍しい試合になった。

ガーディアンズは派手さはないけれど、強いなと感じた。継投が思っているより打者一人ずつくらい早い。あ、ここで代えるのかという感覚を覚える。6月なのに8月、9月の感じで継投していく。それも絶対的守護神Claseがいるからだろう。この試合も9回に出てきて102マイルのフォーシームとカットボールで打者を手玉に取っていた。久しぶりに、このピッチャー出てきたら打てないなという印象を受けた。

僕の中で、強いチームは守りに着く時のボール回しや送球練習をおろそかにしないという一つの見方がある。ガーディアンズもそうだった。3塁のJose Ramirezを中心にしたチームで、彼もぽっちゃりしているようで意外と俊敏な動きをしている。

きっと今年、アメリカンリーグ中地区を制して、どこまで行けるかといった感じだろうけれど、楽しみなチームだなと思った。 翌朝早くにデトロイトに移動するため、足早にホテルに向かった。

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