Washington DCのNationals Parkへ。
Nationalsは2005年にカナダのExposを引き継いだ球団で2019年にストラースバーグ投手を擁して世界一になっている。
DCを訪れるのは何回目だろうか。前にも書いたけれど赴任前に訪れたことがある都市はNYとDCだけだったので、DCには思い入れがある。
このMLB観戦、色々な都市を訪れるのが一つの目的でもある。東海岸ではDCがもしかしたら一番好きかもしれない。東海岸で住むのであればDCではないかと毎回来るたびに思う。
道幅が広く文化があり、民度が高い人々が生活している印象を勝手ながら受ける。冬は寒いけれど。
Nationals Parkでのこの日の試合はUS Army Dayということで、試合前に米軍の兵隊が行進したり、パラシュートでスタジアムに着陸したりと、パフォーマンスが繰り広げられた。こういうところも政治都市らしいなと思いながら眺めていた。米軍の国歌斉唱は訓練されているだけあって、それぞれのパートの音階がきちんと分かれていて素敵だった。
試合は、ダイアモンドバックスとの対戦。
DCの民度が高い印象をそのまま球場に持ち込んだかのように、球場全体が静かな感じ。よく言えば落ち着いていて、悪く言えば盛り上がりに欠ける。
先週、Camden Yardsでオリオールズ対フィリーズの試合でお互いの観客がブーイングし合う盛り上がった様子を見たからか、ギャップを凄く感じることに。Baseballというスポーツが本当にDC市民になじんでいるのか、少し疑問にも感じたほどだ。やはり都市ごとに球場の雰囲気が違って面白い。
ナショナルズのファンは、敵チームに対してブーイングしたりしない。正確には多少はしているけれど、球場全体がブーイングで包まれることはなかった。
どちらのチームも借金が3つくらいある状況で、勝ったり負けたりを繰り返している状況。
この試合は、ダイアモンドバックスが2番Marteのホームランで先制すると、その後も要所要所でタイムリーヒットを打って、5-0で勝利。
ナショナルズは、なんとなく淡白で、回が進むにつれて何気なく点を取られ、後手に回っている印象。
僕はやはりショートを見てしまうのだけれど、ナショナルズのショートCJ.Abramsはなんとなく守りが粗い。身体能力は高いのに送球が安定していない印象を受けた。
ダイアモンドバックスは、これからチーム状態は上がっていくのではないかなと期待を持てた。というのもMarteのボーンヘッドの走塁ミスはあったものの、チーム全体として次の塁を狙う姿勢を感じた。所々、バントなども織り交ぜて大技だけではないチームだ。
観戦からの帰り道、Nationals Parkから北に歩いて住宅街を通ったけれど、低層住宅が並んでいて気品高さを感じ、やはり来てみてよかったと思いながらホテルに向かった。