MLB15球場目。30球団あるので、ちょうど折り返し地点ということで感慨深い。
Colorado州DenverにあるCoors Fieldへ。Kansas CityからMinneapolis経由の飛行機となったが午前中にDenverに入った。
Denverは1 Mile Cityとして標高が高いことでも知られる。近年、居住環境が優れていることから住宅地としても人気が出てきている。
結論から言っておくと僕は、この街がとても好きになった。
なにせ、空港から鉄道でのアクセスが40分程度と良好で、街の中心街は旧駅舎を改装したレストランやそれ以外にもおしゃれなリテールショップで溢れている。街の中もNYとは比べ物にならないくらいに綺麗だ。周りを見渡せばロッキー山脈の雄大な自然に囲まれ、水がきれいだからか、多くのBreweryが軒を連ねている。
また、これは完全に個人的な趣味だけれど、Denverのファンに愛されているRockiesのチームカラーは紫で、街全体が紫色で溢れている。紫色のユニフォームを着て、皆でスタジアムに行く光景もいい。
僕は紫が好きだ。
ただ、難点を挙げるとすると、標高が高いことからなんとなく乾燥している気がしたのと、外を歩いたり走ったりするとすぐに息が切れる。それを差し引いても、このシーズン、アメリカで過ごすのならばDenverが良いのではないかと、こうやってNYに帰ってきてからも想う。
Coors Fieldは標高が高いことから空気抵抗が少なく、球が飛ぶことで知られる。そんなに影響があるのかと疑ってみていたが、この日もやたらと両チーム、ホームランが出る試合となった。見ていると、当たりがよいライナー性の打球は、他の球場より、一段伸びてスタンドインする。面白いくらいにピンポン玉のように打球が伸びていく。
隣に座ったDenverがホームタウンという40代くらいの夫婦がDenverのおすすめスポットを色々と教えてくれた。聞けばこの日は旦那さんの誕生日で、試合の後はイタリアンレストランで食事をするのだとか。そういえば、誕生日の日に野球の試合を観に行ったことはなかったかもしれない。いつかそれをしよう。
この球場は、他の球場に比べて、スタジアムの監視員が結構厳格で、回の途中、特に打者のカウントの途中には、再入場できなくて、各列の入口のところで待たせる。それがファンにも浸透していて、待つのがルールだという感じで良い文化になっていると感じた。
試合は先ほど書いたように、打ち合いでRockiesが最終盤までリードしていたけれど、9回表にMetsが追い上げて3点を入れ、終わってみれば11-10というどちらも二けた得点の試合に。
それでも締まりがないゲームというわけではなく、この球場でホームランが出るのは仕方なく、最後までどうなるかわからない試合になるというのは、観ているものとしては面白い。Metsも若手が出てきていて、勢いを感じる試合となった。
https://www.mlb.com/gameday/mets-vs-rockies/2023/05/28/717982/final/wrap