エッセイ

After a snowy day in NYC

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NYの冬の寒くなる感じが好きだという人がいた。

かっこいい人だったので、その言葉が耳に残った。

街行く皆が、寒さに身を少し縮めて歩く。たまになぜか半袖の人もいる。

確かに、寒い冬になるとNYはキレイにはなる。ホームレスやペットの排泄物が減るからか、空気が澄むからか、そのどちらもが理由かもしれない。

雪が降った後の日にはCentral Parkが綺麗だとよく行くタイ料理屋のお姉さんに教えてもらい、寒いから外に出るのがためらわれる中、向かってみた。

カメラを首にかけていったら、アパートの管理人に声をかけられて、カメラ好きなのだと言う。この2年間、住んでいたが知らなかった。そしてそのカメラは何メガピクセルなんだと尋ねられたが、僕はそれを知らない。

家から3分ほどでCentral Parkに着く。3分ほどだけれど、そこにたどり着くまでが長く感じるほどに寒い。風が厄介だ。

この寒さの中でもCentral Parkでは走っている人がいて、その人たちは本当の意味でRunnerだと思う。いや、寒さを感じない肌なのか。僕はさすがに走れない。

The Parkと皆が呼ぶその公園には、この時期リスが活発に活動していた。発情期なのか冬眠前の活動期なのか、それもよく知らない。

ただ、このように寒い中、外を歩けば今書いたような知らないことに出逢えるものだと知る。

やはり、外に出ないとだめなのだ。

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