エッセイ

変わることのないゴルフの話

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何もすることを決めていない休日。

その日の気分で生きることができるのが幸せ。

Aster Placeにあるよく行くイタリアンでお昼を食べて、お刺身と豚肉を買って帰宅。

誰とも予定を合わせず、かといって昼過ぎまでグダグダしているわけでもない。

昨日、初ラウンドとそれに近い友人たちとゴルフをした。

友人とするゴルフほど、楽しいものはない。

僕自身の初ラウンドはいつだったっけと思い返しても、記憶があいまいだ。

今までに行った数多くのラウンドで最高のものを並べても、それは仲間たちとした楽しいラウンドということになる。そして、その楽しいラウンドを今も覚えている。

1ラウンドごとのスコアにこだわっていた時に、

「これから何百回、人生でゴルフするんだから、そんなの気にせず、1打1打のスコアより、トータルで楽しもうよ」と言ってくれた仲間がいて、とても気が楽になったのを覚えている。

今年、NYは10月になっても、まだ暑くて、そのおかげでゴルフも楽しめる。

50になっても60になっても、ゴルフをしたい。

年齢や人種に関係なく、できるのがゴルフというスポーツの楽しさでありながら、本当に年齢や人種を超えてゴルフを楽しめる人というのは希少だと思う。例えば日本人同士でも違う年齢層の方々とゴルフをするのですら、そんなに機会はない。

クラブライフという言葉のとおり、いつしかインナーサークルを自分たち自身が作って、その枠を超えることをしない。

自分の仲間がいるときに、それと少し違うかもしれない人を招き入れるということは、とても勇気がいることではないかと思い始めている。1人で違うコミュニティに飛び込んでみるのはある意味自由だけれど、それを受容してくれる人たちがいないと成り立たない。

そういうことをしてもらっているばかりだけど、僕自身はできるだろうか。

振り返ってみて、最近頻繁に思うことだけれど、何かのコミュニティに初めから属しているという帰属意識を醸成されるような環境で育ってきたし、社会人になってもそうやって生きてきたように感じる。

それは素敵なことでありながら、いつも、内輪の関係性に終始しがちだ。

やはり、そこにとどまらず、新しいものや他人を取り入れて、その組織自体も変えていく。

そういうことが必要ではないかと、数行前はゴルフの話をしていたのに、強く思う。

強く思うからこそ、こういうことがやりたいのかもしれない。そうしよう。

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