Phoenix downtownにあるArizona Diamondbacksの本拠地へ。
僕は今回Hotel Bitmoreに泊まったので、そこからは車で20分ほど。Uberは良心的な値段で15ドル程度で行ける。
Phoenixは、砂漠と山に囲まれた街で、アメリカの北にある都市とは暑さの質が違う。夜でも、そんなに長い距離は歩けないくらいに暑い。
Chase Fieldは、室内球場であり、雰囲気としてはHouston のMinute Maid Parkに似ている。室内でなければ選手としても、暑すぎてとてもやっていられないだろう。
外野のセンターフェンスが両翼に比べて高くなっているのがこの球場の特徴だ。ブルペンがライトとレフト両サイドにあって、ブルペンカーでリリーフピッチャーが登場するのも、なんだか可愛い。
大きな電光掲示板があるものの、ファンを楽しませる工夫としては、アナログなものが散りばめられている印象。例えばイニング間に、背の高いマスコット姿の人形がグラウンドを走って競争したり、Tシャツを投げ込んだり、何故かわからないけど観客にゴルフパットの挑戦をさせたりする。いずれもPhoenixの人たちは大喜びだ。First nameで選手を応援するファンが土地柄か多い気がする。
試合はPhillisと。Giantsが世界一になった頃にエースだったBumgarnerがDiamondbacksの先発で投げていたけれど、往年のスピードがなく、カットボールとカーブで打たせて取るスタイルに変わっていた。フォーシームが90マイルほどしか出ず、打たせて取ろうにも、あの速さではメジャーの打者相手には難しく、ポンポンとヒットを打たれ4回途中で降板。時が経ったのを感じた。ピッチングスタイルを変えることは、投手にとっては生き方そのものを変えることに近いのだろう。こんなはずじゃないと思いながら腕を振るサウスポーに哀愁を感じ、いつか僕自身も働く者として、そういうことを味わうのだろうと想いを馳せる。
この試合はCorbin Carrollのメジャーデビューとなった。8番ライトで先発。初回にライトライナーを惜しくも取り逃がすプレーがあり、彼自身もメジャーの打球の速さを感じたのではないかというシーンになった。
第3打席に2ベースを打ってこれが初安打。球へのコンタクトがよくて、これからもどんどんヒットを打つのではないかと思わせた。大打者になったらメジャー初ヒットを見たと自慢できるかな。
Corbin Carrollもそうなのだけど、Diamondbacksのバッターは初球から積極的に振っていて、0-7の状況から4回、5回に6点ずつ計12点取って逆転。逆転するには、やはりピッチャーがビシッと後続のバッターを抑えて、0でつないでいくことだなと思った。
僕は7回の7th inning stretcheを見てホテルに戻った。
帰りのUberは球場から少し離れたところに行って乗る必要があり、先ほども触れたが、そこまでの距離でもすごく長く感じるほど暑かった。
両チームともアジア人が属していなくて、球場にも日本人を含むアジア人の姿があまりなく、それが故にアメリカっぽさを感じる試合だった。
試合自体も見所があるものだった、来てよかったなとUberの中で思い帰路に着いた。
https://www.mlb.com/gameday/phillies-vs-d-backs/2022/08/29/663332/final/wrap