エッセイ

92NY JAZZ in JULY

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NYの良いところとして、多くの人が言うように、色々な楽しみの広げ方があるということが挙げられる。本物に、本当にすぐそこという感じで出逢うことができる。

その1つが、Jazzなのだと先日、確信した。

92NYは、うちから歩いて5分。

Where NY meets the world.

92NY

コンセプトのとおり、アートセンターといえる。行ってみたいと思っていたのだけれど、どのテーマで行こうか選んでしまうくらいに色々とテーマを掲げて催し物をやっている。

7月はJazz。急に行きたくなった。

演奏者は、Kenny Barron, Bill Charlap,Aaron Deilh, Noriko Ueda,Lewis Nash

正直、僕はJazzに造詣がなく、どなたも知らないのだけれど、経歴を見るとこの世界では有名であることがわかる。

ある意味で、素人というのは強くて、色々なバックグラウンドを知らずに単に目の前の音楽を楽しもうとできる。

JazzはLylicsが聴こえてきそうな雰囲気がいい。それに演奏者に笑顔が多くて引き込まれる。

クラシックとは、きっと弾くキーが違うのだろう。同じピアノでも音色が全然違うから不思議だ。あの心地よい感じはどこから来るのだろう。

この日の演奏者の一人だったNoriko Uedaは日本人のBass奏者だった。Bassを持って、きっと世界中を飛び周っているのだろう。別に日本人を観に行こうと思って行ったわけではなかったけれど、やはり、日本人が活躍するのを見るのはうれしいし、注目して見てしまう。

NYに来て、東京との比較をどうしてもしてしまう。

これだけの人材を東京で集めるのに、どれだけの時間や労力がかかるのだろう。NYでは、パッとできてしまう気がする。実際はそんなに簡単ではないのだろうけれど。この日の演奏も人種の多様さを感じたけれど、東京でこの多様性を実現することができるのだろうか。

どこかで、閉じている国民性に思いを馳せてしまう。

ただ、最近は、日本や日本企業がアメリカという国と自らを比較して、それを目指そうとするのはなんだか違う気がしてきている。

Jazzを聴きながら、そんなことも想った。心地よいリズムのせいか。

ちなみに28日(木)が最終回。

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