エッセイ

The Lion King

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先日、ブロードウェイのWickedを観に行った際に、これはもう少し背景知識を把握する必要があると思った。もっとわかりやすいもののほうが、他人に薦めやすいだろうと思いThe Lion Kingを観に行くことにした。

The Lion Kingは、TimesSQの中心にあるMinskoff Theretreで上演している。SubwayのTimesSQ42 Stからすぐそばにある。NYはだいぶ観光客が増えていて、Times SQは大賑わいの状況だ。

14時からのチケットを購入して、1階席の一番右奥の席。この席で、145ドル。

僕自身、小学生の頃に、ライオンキングのビデオを買って、何十回と見たことがあるなじみのストーリー。原作のアニメを忠実に再現している感があって嬉しい。

Hakuna Matata!というフレーズはあまりに有名で、僕も、この話の一番印象に残っていた展開としては、シンバがティモンやプンバと仲間になって、再び王国に戻っていく、復活のみちすじだ。

今日、ブロードウェイで改めてThe Lion Kingを観て、この話は、父と息子の承継、少し誇張して言えば魂の承継の話なのだと感じた。

父であるムファサが亡くなった後、シンバの元に現れるシーンなどでは、「父が死後も見守っている、そしてシンバの中に生き続けている」ということをメッセージとして強く感じた。それは、僕の歳の重ね方に引き寄せて見ているからかもしれないのだが。

歳を重ねると、これだけなじみのあるストーリーでも見え方が違ってくるのかと、そういうことが新鮮だった。

While Others Search For What They Can Take, A True King Searches For What He Can Give.

Mufasa

演劇のレベルが高いのは言うまでもない。NYの観客たちの盛り上がりも、劇の一部となり、楽しめた。前に座っていた3人の娘連れの父親も楽しんでいるようだった。

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