エッセイ

2024年の楽しみ

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Upper East Side で1番おいしいボロネーゼを添えて。

NYに来てから、もうすぐ2年になる。今年はどのような年になるだろうか。

一言で表せば、わくわくしている。

今まで積み重ねてきたものが実を結ぶ年になるだろうと勝手に思っている。

2023年は振り返ると新しい都市を数多く訪れ、新しいことにチャレンジした年だった。

11月にPhiladelphiaマラソンを完走したのがハイライト的で、見知らぬ土地でそれまで努力してきたことが実るというのは、高揚感があるものなのだと知った。

一方でやろうと思うけれどできていないことも沢山ある。無為に過ごしてしまう時間もある。二日酔いでどうしようもない日もある。

それでも当たり前なのだけれど、最近感じるのは、常に時間も自分自身も前に動いていて、一点にとどまってはいられないということだ。

過去の事象に対する考え方ですら、時間が経つにつれて変わっていく。

アメリカにいると経済は常に動いていると肌で感じる。金利や物価、賃金、ヒト、モノ、カネすべては動くものなのだと思い知らされる。

景気の変動サイクルを横目にそれらの変数をずっと据え置くのも一つの戦略だけれど、景気や経済環境に合わせて、手元で動かせる変数を1つでもプロアクティブに動かしていくということが、この国の経済の動かし方であり、資本主義の一つの形であるとも思う。

今年は大統領選もある。政治というものを自ら選ぶ国民の動きを感じたい。

仕事上も、新しく取り組んできたことを形にする年にきっとなる。

2年が過ぎて、今までやってきたことと同じことをやっているという既視感もきっと出てくる。

それでもやはり、その時々で見えたり感じたりすることは異なるのだから、

やはりそれを書き留めていくということが、一番したいことだと思い至る。

そういう年にしたい。

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