6月末にRocket Morgage ClassicというPGAのゴルフトーナメントを観に行った。
トロントから日曜日にデトロイトに入って、知り合いと合流した。
デトロイトは6月2回目だったけれど、この日は前回と違って晴れ間がのぞいていて、晴れやかな印象を受けた。やはり空模様で街の印象は変わる。
Detroit Golf Clubに着いたのは朝9時台で、まだ多くの選手はスタートしていなかった。
前回覇者のRicky Fowlerが練習をし始める時間帯を見計らって、練習場に向かった。
ゴルフのトーナメントは、練習も本番も本当に近くで見ることができることに感激する。
子供たちがゴルフボールよりはるかに大きなサイン用のボールを手に、ゴルフ選手の下に駆けつけてサインをもらっている。Rickyも快く応じていた。
ただ、友人から聞いた話では、大人はすぐにEbayで売ってしまうので、子供しかサインをもらえないのだとか。
ゴルフ場では観客が思い思いの行動をとっている。日本ではマナー違反と言われることも多くあるだろう。
ピクニック気分でおいしくないハンバーガーを食べたり、子供が遊べる空間も数多くある。
大人たちも別に襟付きの服でなくても観戦出来て、僕らは途中から勝負の決め手となる17番グリーンの近くで寝そべってボールが来るのを見ていた。6月は二日酔いがひどい日々だったので、しばし芝生の上で休息。
このゴルフ観戦で気づいたのは、意外とデトロイトは寒いのにコーヒーが配られていない、売っていないということだ。
アメリカ人は普段からやたらコーヒーを飲んでいるので、コーヒーがないわけないだろうと思い、ゴルフ場を探し回ったがどこにも売っていない。来年以降、整備してもらいたい課題である。
16番グリーン後方の良い席を押さえたけれど、デッキに上がったその席は少し風が冷たく、地上の方が暖かい。
あと、PGAの最終日に残っている切れ味鋭いプロ中のプロでもミスをする。特に、プレッシャーがあるからだろうけれど、パットは入らないものだと学んだ。
18番までトップだったAkshay Bhatiaが最終ホールで3パットして敗戦。
17番でもかなり距離を残すパットをしていて、やはりプレッシャーなのだろう。
その代わり、このレベルのプロはキュキュっと止まるアプローチの技をみんな持っている。
それを身近で観ることができて、ゴルフ観戦の運営上の課題もわかって、実りあるデトロイトの1日だった。