エッセイ

推し活

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雨がなかなか止まない祝日。

とある会話の中で紹介されたお刺身を柵取りして売ってくれるお店に足を向けた。

家から地下鉄に乗って20分くらい。

道すがら、友達2人が推し活について語っているPodcastを聴いていた。ちょうど20分くらい。

2人はK-popアイドルを推しているが、自分たちでもダンスをして発表会もしている。

それはもはや、「推し」という領域をいい意味で超えていると思う。

Podcastで友達が語っているというのは不思議な感覚で、いつもの感じが出ているから、そこにいるような気持になるのだけれど、現実にはそこにいないし、これ、撮っているのいつなんだっけと時間の感覚がわからないようにもなる。

その中で好きなものがあると人生が楽しくなったり、豊かになったりすると語っていた。

そして、何かこうしなくてはいけないとかそういう縛りを作らずに、楽しむことが大事なのだと。

本当にそうだなと思う。

例えば、僕には推し活のようなものはないけれど、敢えて言えば、こうやって書く行為が好きなことではある。

そういう行為であっても、誰かによく見られたいとか、刺さる文章を書きたいとか余計なことを考えて、楽しんでやっているはずのことが段々に本来の姿を失うことがある。

書くことの楽しさは、それを表現しなければ埋もれたり、忘れたりすることが残る。その時、どう感じていたか後で振り返ることもできる。なんとなく自分の気持ちや行為が表せたような気持になり、それが好き。

そんな単純な楽しさを大事にしたい。

Facebookで公開しているので自分に向けてだけ書いているわけではないけれど、そういう楽しさでいいのだなと、Podcastを聴きながら、同時にダンスをしている姿が頭に浮かびながら思う。

最後に登場させてくれてありがとう。

さ、お刺身を食べよう。

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