前に書いたこととも重複するのだけれど、NYで生活しているというだけで、何か特別感があるように感じられた期間に終わりを告げて、中身を伴っていきたいと強く思う。
では何が中身なのかというのが問題なのだけれど、それは人それぞれでいい。
僕の場合には、やはり、今やっていることを深めていこうということで、その一つとして、NYU(New York University)の社会人向けのオンライン講座を受講し始めた。
NYUは、色々な分野で全米トップレベルの大学だけれど、その中でも不動産についてはレベルが高い。以前から、どこかに留学する機会があったら、NYUでReal Estateに関する学位をとってみたいと思っていた。
今回は留学という形ではなく、一般に開かれたオンライン講座Real Estate Private Equityをとることにした。四半期ごとに開講され、$800程度。
不動産に対する投資形態は、各国ごとに様々。実務では案件ベースでは触れる機会があるものの、体系立てて理解したいというニーズに答えてくれる。週ごとにVideoSessionと称して動画が送られてきて、Homeworkも課される。期限が設けられているのもだらだらと先延ばしにしないためには、もってこいだ。
話を少し変えて、先日、後輩に誘われてNBAを観に行った。Brooklyn Netsの本拠地Barcleys Centerで行われたLos Angeles Lakersとの一戦。渡邊雄太と八村塁が同時出場するということで日本でも話題になったのかもしれない。
僕は正直、バスケットボールの試合を観に行くこと自体初めてで、とても新鮮だった。TimeOutやHalf Timeの間に、ひっきりなしに、ダンスパフォーマンスやDJによる音楽が繰りなされ、観ているものを飽きさせない。見方を変えれば、エンターテイメントの間にバスケットの試合が行われているとも見ることができる。会場を訪れた有名人がスクリーンに映し出される演出も、一体感があっていい。(この日は、Selena Gomezが来場しており、大盛り上がり。)
NBAで活躍している選手には、アフリカ系アメリカ人の比率が高いように感じられる。誘ってくれた後輩が、それはバスケットボール一つで始められるため、所得水準が低くても始められるのと、持って生まれた跳躍力などの差から生まれるものだと言っていた。アイスホッケーを観に行くと、白人比率が多く、道具やアイスホッケーコートを使うことに、一定程度の所得水準が求められることが影響していると言う。
試合は、地元のNetsが勝利。Lakersのほうがタレントをそろえているとのことなのだけれど、素人目にも、プレーの雑さやチームワークの悪さが見て取れた。この辺りは、野球の守備と似ている。強いチームは、一つ一つのプレーが丁寧に映る。
僕は、今年もMLBの試合を各地で観に行くことを計画しているけれど、やはり、他のスポーツから学ぶことも大いにある。ファンあってのプロスポーツというのであれば、エンターテイメント性をもっと取り入れてもよいのではないかと思わされた。
NBAの話を学ぶ意欲ということと関連させて書いたのは、やはり、学ぶということは比較と共有の観点が必要だと考えるからだ。一つの物事だけを見ていては、学ぶ深さが足りず、それを自分の中でだけ、とどめていても咀嚼しきれない。人に共有することで、自ら気づかされることもあり、きっとそういうことが大事なのだと思う。
何やらいつもと違うトーンの文章になったけれど、これはこれで良しとして。