エッセイ

スクワットと姿勢

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9月中旬に友人に誘われて単発のウォーキング講座を受講できる機会に恵まれた。

僕の立つ姿勢そのものが腰に負担をかけていると指摘された。

姿勢一つで他人への見え方も違ってくる。

ただ、正直なところ、その講座を受講してから、立つ、歩くという動作について教えてもらったことを実践できてはいない。

そういう基本動作はあまりにも日常的だから、意識するのが難しいものだ。ウォーキング講座に長らく通う人がいるのも、うなずける。なかなか直せるものでもないのだろう。

少し季節は戻って、8月に西海岸で友人とゴルフをする機会があった。ずっと行きたかったコースだったので文字通り楽園かと思う時間を過ごした。

飛び交う鳥、寄せて返す波、緑の芝、そして霧も。

ただ、撮った動画を振り返ってみると、3日連続でゴルフをしたせいもあり、アドレスの姿勢からして決まっていない。

その後で前述のウォーキング講座に行ったからか、ゴルフの姿勢、スイングだけは根本に立ち返って変えたいと強く思った。日常的な動作は変えられないにしても、意識をしてアドレスをするゴルフは、もしかしたらどうにかなるかもしれない。

何か本質に近いところを変えたいというのが最近、僕の中でのトピックでもある。

そんなわけで10月からフィジカルセラピーに通い始めた。単にマッサージを受けるだけではなく、身体の動きをなおすのが目的だ。

担当医にゴルフをしていることを伝えると、スクワットを毎日やってくださいと言う話になった。

そういえば、NYに来る前にゴルフのうまい年配の方に、一人で暮らすなら自由な時間があるはずなので、毎日スクワットをやればいいとアドバイスを受けていた。その言葉が頭の片隅にあったけれど、長らく放置していた。

というわけで10月初旬から毎日スクワットを継続している。

アドレスの時には、ウォーキング講座で習ったように腹筋の上の方に力を入れることを意識している。何事もまずは取り入れてみようと。

立つ姿、素振りの力強さが変わってきた気がするのが楽しい。こういうのも本当にある日、急にできるようになるわけではなく、日々の積み重ねなのだと痛感する。

スクワットぐらい、毎日できると思いがちだけれど、不定期に訪れる二日酔いのせいで、何かを継続すること自体、難しい。

言い訳をしているようではダメだと自分に言い聞かせる。

写真のJust Like Dad像だって、コンパクトなトップが決まっているではないか。

いつか、かっこいい立ち姿をお見せしたい。

それが今の目標だ。

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